ヘッジファンドの投資金額

ヘッジファンドの投資金額

ヘッジファンドの運用資産

ヘッジファンドの運用資産 ヘッジファンドの運用資産はヘッジファンドファームによって様々です。もともと、ヘッジファンドはプライベートなファンドですから、正確な数や運用資産は公表されていません。只、トップクラスのヘッジファンドについては様々なリサーチ機関がウォッチしていますから、運用資産やパフォーマンスなどが把握されています。
例えば、2011年の「ブルームバーグ」の世界ヘッジファンド運用資産ランキングを見ますと、トップのロンドンに拠点を置く「マン・グループ」の運用資産は5兆5,200億円に上ります。また、著名なヘッジファンドであるニューヨークの「ポールソン&カンパニー」の運用資産は2兆8,800億円です。更に、同じくニューヨークの「ソロス・ファンド・マネジメント」の運用資産は2兆1,600億円です。
従って、世界のベスト10に入る著名ヘッジファンドの運用資産は、1兆円以上でトップは5兆円を越えることが解かります。
一方、規模の小さいヘッジファンドの資料は公表されていませんが、10億円で運用を開始したヘッジファンドがあることも事実です。従って、ヘッジファンドの運用資産は10億円程度から5兆円と非常に大きな幅があると言えます。


ヘッジファンドの最低投資金額

ヘッジファンドの最低投資金額 それでは、投資家から見たヘッジファンドの最低投資金額はどの位なのでしょうか。一般的にはヘッジファンドの最低投資金額は億単位であると言われてきました。しかし、最近、一気にヘッジファンドの最低投資金額が下がっていることは事実なのです。
例えば、香港を拠点にするヘッジファンドの中には、最低投資金額が1,000万円程度のヘッジファンドも散見されます。
また、国内大手証券系のヘッジファンドの中には、数百万円で投資できるヘッジファンドも少なくありません。従って、国内大手証券系のヘッジファンドは、既に、投資信託と何ら変わらない投資額になっています。ここにも「ヘッジファンドの投資信託化」が読み取れます。つまり、その様なヘッジファンドに高いパフォーマンスを期待することは、所詮、無理な相談なのです。何故なら、その様なヘッジファンドはマザーファンドの下にベビーファンドをぶら下げて、1人のファンドマネージャーが幾つものファンドを運用している様なヘッジファンドだからです。