ロングとショート戦略

ロングとショート戦略

ロングポジション

ロングポジション ロングポジションとは株式・先物・為替・FXなどに於いて先高が期待される局面で、買いポジションを持つことを意味します。つまり、通常のバイ&ホールドを意味します。従って、予想通りに値上がり益が得られた場合には、利益確定売りを出して利益を確定する訳です。
そこで、ロングポジションのポイントの1つ目は何をどのくらい買うのかです。例えば、株式の場合は、どの銘柄をどのくらい買うのかということです。そして、ロングポジションのポイントの2つ目は何%の値上がりで利益を確定し、何%の値下がりでロスカットするのかです。つまり、買う前にそれらを見極めた上で買うことが大切です。
ロングポジションのポイントの3つ目は、ポートフォリオをしっかり組むことです。
つまり、どの様な資産構成で買いポジションを持つのかを決めておかなければなりません。
例えば、急に情報が入って資産の全てを1つの銘柄に投資する様なスタイルは、愚の骨頂の投資スタイルなのです。


ショートポジション

ショートポジション ショートポジションは株式の場合は空売りを意味し、為替・FX・先物の場合は売りポジションを意味します。つまり、株式などに於いて下がることを見越して売りポジションを持ち、下がったところを買い戻して利益を得る投資スタイルを意味します。
ショートポジションのポイントの1つ目は、利益確定とロスカットの水準を予め決めておくことです。特に、株式の空売りの場合は損失が大きく膨らむことがあるからです。
例えば、1,000円の銘柄を買った場合の最大損失は1,000円ですが、空売りした場合の最大損失は無限大なのです。つまり、1,000円で買った銘柄が倒産した場合の損失は最大1,000円で済みますが、空売りの場合は1,000円で売った銘柄が5,000円に急騰することもあるのです。
ショートポジションのポイントの2つ目は、機関投資家は信用取引の空売りを用いず株券を調達して売る場合があります。つまり、貸株制度(借株制度)を利用して株券を調達し、買い戻して株券を返済する訳です。
ショートポジションのポイントの3つ目は、買いポジションと同様にポートフォリオをしっかり組むことです。全てをショートポジションにした場合に、相場が反転すると大きな損失を被ることになるからです。